遺品整理と生前整理の違いとは?しっかり理解で安心した老後を!
- 遺品整理・生前整理

遺品整理と生前整理の違いがわかりますか?
この二つは似ているようで、目的や主体が異なります。
遺品整理は、亡くなった方の持ち物を遺された家族が整理すること。
生前整理は、自分の死後に遺された家族が苦労しないために、生前に本人が自分の身の回りを整理すること。
「元気なうちに生前整理をした方がいいの?」「遺品整理と生前整理はどちらがラクなの?」と疑問を持っている札幌市の方も多いと思います。
そこで、遺品整理と生前整理はどう違うのか、どちらがおすすめかを解説します。
ぜひ参考にしてください。
遺品整理とは
遺品整理とは、亡くなった方が残した物を家族や親族が整理することです。
亡くなる直前まで暮らしていた家にある家具、衣類、日用品といったすべての物を整理する必要があります。
単なる片づけではなく、遺品を手に取ることで家族が故人を思い、お別れのために心の整理をする大切な行為です。
故人が愛用していた思い出の品について、家族や親しかった人で形見分けも行います。
主体・目的
遺品整理は、遺族や相続人が行います。
家族で協力して進めるのが一番ですが、代表者が仕切ったり、相続人からの依頼で遺品整理業者が一括で請け負ったりすることもあります。
家の中を片付け、思い出や形見を整理することが目的です。
不動産の権利証や通帳など、重要な書類を探し、相続に備えるためでもあります。
また、故人を思いながら遺品を整理することで、遺族が気持ちを整理するという大切な意味合いもあります。
タイミング
無理に急ぐ必要はありませんが、四十九日法要で親族が集まったタイミングで取り掛かるケースが多いです。
遺族の気持ちや事情によっては、相続手続きが完了するタイミングや、1周忌で親族が集まったときに行う場合もあります。
札幌市のような雪国では、冬の遺品整理作業は天候や気温の影響で難航しやすいので、春以降に始めるのがスムーズです。
遺品整理のメリット
故人を思いながら整理できる
故人が残したもの一つ一つを手に取って、生前を思い出しながら整理することができます。
残された手紙や写真といった生きた証に触れ、改めて知る一面もあるでしょう。
遺品整理をすることで家族が故人と向き合い、悲しみを受け入れ、心を整理するきっかけになります。
ただし、一人で作業していると喪失感からなかなか抜け出せないリスクがあるので、誰かと一緒に取り組むのがおすすめです。
大切なものを管理できる
遺品整理をすることで、大切な品物や書類の紛失を防ぎ、相続手続きに役立てることができます。
故人の残した思いを受け継ぐことは、供養にもつながります。
また、家屋や家財の適切な管理をすることで、危険な劣化を防ぎ、近隣へ被害をもたらすリスクを軽減できます。
札幌市のような地方都市では空き家が増えて、その管理が問題になることも。
長く放置すると手間もコストもふくらむので、早めの対策が重要です。
遺品整理のデメリット
時間や労力がかかる
故人が暮らしていた家や部屋を丸ごと整理することになるので、かなりの日数や労力がかかります。
離れて暮らす家族にとっては、遠方から通って遺品整理を行うのはとくに大変です。
部屋の広さによりますが、一軒家の場合は1週間で終わらないことも。
家族みんなで分担して取り組めるといいですが、難しいときは一部でも遺品整理業者に依頼するのが安心です。
費用がかかる
遺品整理で出た大量の不用品を処分するには、自治体の粗大ごみ回収サービスのほか、不用品回収業者や遺品整理業者に依頼する方法があります。
自治体のサービスが一番安価で、業者に依頼するとまとまった費用がかかります。
不用品の回収だけなら不要品回収業者、遺品整理も依頼するなら遺品整理業者ですが、作業内容が増えると費用も高額になります。
費用を節約するには、複数の業者から見積もりを取りましょう。
精神的な負担が大きい
死別の悲しみが癒えないうちに遺品に向き合うことは精神的な負担が大きく、気持ちが沈んで作業が進まないことがあります。
また、思い出の品を処分することにストレスを感じることがあります。
精神的負担を軽くするには、一人で取り組まず複数で行うことです。
思い出の品はすぐに処分せず、少しずつ進めましょう
遺品整理業者に代行してもらうと、遺族の負担を軽減できます。
生前整理とは
生前整理とは、自分の死後に家族が遺品整理で苦労しないように、生きているうちに身の回りを整理しておくことです。
札幌市でも、「家族に迷惑をかけたくない」という思いで、元気なうちから準備を始める方も少なくありません。
対象となるのは身の回りのもの、財産、デジタル資産と多岐に渡ります。
生前整理のための断捨離で不用品を減らすことは、老後の生活をシンプルで暮らしやすいものにしてくれます。
生前整理をしておくと、亡くなった後の遺品整理がスムーズです。
主体・目的
生前整理は、本人が生きているうちに自分で行います。
一人でやりきれない場合は、家族がサポートすることもありますが、主体は本人です。
家族が遺品整理で苦労しないために、身の回りを整理することが目的です。
死に備える整理ではなく、自分の人生を見つめ直し、自分に本当に必要なものを見極め、これからを前向きに生きるために行います。
タイミング
本人が元気に生きているうちに行いますが、始めるタイミングは人それぞれ。
定年退職した後や入院・介護のために家を出るときに行われることが多いですが、最近では40~50代で始める方も増えています。
子どもの独立や親の介護といった人生の節目に立ったとき、漠然と生前整理を意識し始めたなら、そのときが始めるタイミングかもしれません。
生前整理のメリット
遺された家族の負担を軽くする
本人の死後、家族の負担は精神的にも物理的にも大きいです。
家族は、葬儀を行い、遺品を整理し、相続の手続きをしなければなりません。
遠方に住む家族にとっては、さらに負担が大きいものです。
生前整理することで、家族が遺品整理に悩む手間を軽減することができます。
遺された家族の負担を軽くすることが、最大のメリットです。
自分を見つめ直すことができる
生前整理は、自分自身を整理する行為です。
自分の持ち物や財産と向き合うことで、これまでの人生を振り返り、本当に大切なものを見極めることができます。
「誰に・何を・どう残したいか」を考えることで、手放すべきものがはっきりし、これからの生き方も自然と見えてくるはずです。
身の回りや心がすっきりすると、気持ちも前向きになりますよ。
暮らしやすくなる
生前整理によって不要なものを処分すれば、身の回りがすっきり片づきます。
部屋が広くなって、掃除も片づけもしやすくなり、今の暮らしに余裕が生まれます。
また、通路が広くなると転倒防止や事故予防にもつながり、老後の安全・安心な暮らしも実現できます。
札幌市のような寒い地域では、物が減ると暖房効率が良くなるので、冬の暮らしが快適になるメリットもありますよ。
生前整理のデメリット
時間や労力がかかる
すべての持ち物を把握し、整理して、不要なものを処分する作業にはかなりの日数がかかります。
持ち物を捨てるかどうかの判断には精神的疲労が伴い、元気なときであっても大変な作業です。
一人で一度にやろうとしても難しいので、少しずつ取り組むしかありません。
時間や労力がかかることを理由に途中で投げ出せば、のちに家族の負担になります。
家族に迷惑をかけないために、自分でできることから始めましょう。
費用がかかる
不用品を処分するには廃棄費用がかかります。
業者に外注した場合は、まとまった費用が必要です。
費用がかかるからと後回しにすると、本人の死後に家族が遺産整理費用を負担することになります。
また、遺言書を作成する場合も、公証役場や弁護士に依頼すると費用がかかります。
費用を抑えるためには、不用品は早めに少しずつ処分しましょう。
生前整理に不安を感じることも
生前整理のために死を意識するのが怖いと感じることがあります。
また、高齢者の方に多いのが、急な変化を嫌がるということ。
持ち物を処分して、身の回りがすっきりすることに不安があるようなら、無理に進めることはできません。
物に囲まれて暮らすほうが安心するなら、その思いを尊重して、少しずつ行うよう家族や専門家のサポートが必要です。
遺品整理と生前整理のどちらがいいの?
生前整理をすると、遺品整理の規模は小さくて済みます。
生前整理をできない事情がある場合をのぞいて、生前に整理を行い、死後に遺品整理をするのが理想的です。
下記にあてはまる方は、元気なうちに生前整理を行うのがおすすめです。
- 広い家に住んでいて持ち物が多い
- 一人暮らしで、家族が物のありかを把握できない
- 相続するべき財産を所有している
- 死後や老後について希望がある
【まとめ】遺品整理も生前整理も大切! 生前整理をしておくと老後も安心
人は死ぬ直前までたくさんの物に囲まれて暮らしています。
その一生を終えたあとに残る遺品は、家族にとって思い出の詰まったものばかり。
遺品整理は、遺された家族にとって精神的にも物理的に負担が大きく、困難を伴う作業です。
死後の家族の負担を減らすために行うのが生前整理。
生前整理により老後の生活をミニマムにすると、必要なものがわかりやすく本人も暮らしやすくなります。
生前整理は、老後を安心して生きるための前向きな準備です。
また、物を減らすことで家族が遺品に向き合う時間を短縮でき、落ち着いて遺品整理を進められる環境が整います。
これは、家族への思いやりです。
生前整理と遺品整理のどちらも大切ですが、生前整理しておくと老後も一安心。
自分や家族ですべてを整理するのに不安がある方は、一度遺品整理業者に相談してみてください。
無料の見積もりで費用やスケジュールを確認できますよ。
札幌市で遺品整理を依頼するなら、地元で経験豊富な業者を選ぶと細やかなアドバイスをもらえるはずです。
札幌市で遺品整理・生前整理で業者をお探しなら「虹の手」にお任せ下さい!

遺品整理・虹の手は札幌市(中央区/東区/西区/南区/北区/手稲区/豊平区/白石区/厚別区/清田区)と札幌市から200km圏内(赤平/旭川/石狩/岩見沢/歌志内/恵庭/江別/小樽/北広島/砂川/銭函/滝川/伊達/千歳/苫小牧/登別/美唄/深川/富良野/三笠/室蘭/留萌/夕張/余市)ならどこでも伺います!!
遺品整理・生前整理、不用品回収、ゴミ屋敷お片付けなどの依頼をお考えのお客様はお気軽にご相談下さいませ。
札幌市の遺品整理・虹の手